キャリア
社員インタビュー1

数百万世帯の
放送に影響する仕事。

大神 宏治 (おおがみ こうじ)

羽田事業所所属 放送機器メンテナンスチーム
35歳/6年目 前職はIT・通信系企業

地元・福岡県でIT通信系の仕事をしていた大神。そんな彼がディックソリューションエンジニアリングに転職をしたのは、不思議なご縁がきっかけだった。

不思議なご縁。

ずっと地元の福岡で、IT・通信系の仕事をしていました。
そんな私がディックソリューションエンジニアリングに転職し、こうして東京で働いているのは、遠距離恋愛をしていた彼女との結婚がきっかけです。彼女は栃木で働いていたのですが、「お互いに東京で仕事を見つけて、結婚したいね」と話していたんです。

そんな時にたまたま同じプロジェクトで一緒になった人に、自分の身の上話をする機会があったのですが、その方がディックソリューションエンジニアリングの方で「東京で働きたいなら、うちの会社に来たら?上司にも俺から掛け合っておくから。」と言ってくれたのです。

選考試験などの話はとんとん拍子で進み、数ヵ月後には入社し、東京で無事結婚することもできました。
”不思議なご縁”があって、自分は今ここで働けているんだなぁと、つくづく思いますね。

一秒でも早く、そして正確に。

私が任されているのは、放送局の機器メンテナンス。日本全国のテレビ局をまわり、放送に使われている機器をメンテナンス・オーバーホール(機器を部品レベルまで分解・修理し、新品時の性能状態に戻すこと)するのが仕事です。機器の電源やファンなどは消耗品なので、数年使うと傷んでくるんです。だから定期的に点検してまわり、壊れる前に部品を交換するようにしています。

私が入社した当時は、ちょうどアナログ放送用の機器を、地上デジタル放送用の機器に入れ替える時期だったので、目が回るほど忙しかった記憶があります。

仕事のやり方を覚えたら、「あとは現場で学びながら成長しろ!」と、全国のテレビ局への出張を繰り返しました。放送局の機器メンテナンスで難しいのは、とにかく作業時間が限られていること。基本的には、放送が休止された時にしか作業ができないので、時間との戦いなんです。放送休止時間は深夜の3時間程度しかありませんが、その間に作業を完了させます。しかも、全ての時間を実際の作業にあてられる訳ではなく、半分が作業できる時間で、残りの時間は動作確認をする時間。限られた時間に、正確に作業を終わらせる。まさに、分刻み、秒刻みの戦いなんです。

1本のケーブル接続ミスが、
重大な放送事故に繋がる。

例えば、テレビ局の機器を入れ替えるとなると、繋ぎかえるケーブルの数も桁違い。大規模なプロジェクトになると、全体で数千本のケーブルを扱うこともあるんですよ。ケーブル1本繋ぎ間違えただけで、数百万世帯の放送に影響をあたえる大事故に繋がりかねません。

絶対にミスが許されない仕事だからこそ、ミスを防ぐために大切なのは、事前の準備。限られた作業時間の中で、正確に作業を進めるために、作業の手順や工程は分刻みで決められていて、チーム内での役割分担も事細かに決まっています。また、事前に現場を想定し、作業の練習やイメージトレーニングをすることもあるし、現場での作業を極力少なくするために、やれることは全て事前に済ませておくように心掛けています。

実際の現場では、機材の搬入後、お客様、作業を行うメンバーと打ち合わせを行い、作業を開始する前に手順を最終確認。そして、作業を行う前の状況・状態を把握し、ケーブルがどのように繋げられているかを専門の用紙に記録。作業終了後、第三者の目で記録した用紙を見ながら、Wチェックするようにしています。

ミスを起こさないために、事前に準備をし、自分のことを過信しない。そうすることで事故を未然に防げるし、何か不測の事態が起きた時にも落ち着いて対応できるんだと思います。

憧れの人に、一歩でも近づきたい。

最近では、機器をメンテナンスする工程や手順を考えるリーダーを任されることも増えてきました。

リーダーは実際の作業のことを理解しているのはもちろんのこと、お客様との作業時間の調整や、お客様への作業内容の説明もできないといけません。また、メンバーの能力を的確に把握していなければ、作業の割り振りや工程管理、手順を正確に決めることはできないんです。今はそうしたことを少しずつ経験しながら、リーダーとしての経験を積んでいるところです。

私には、放送機器のことなら何でも知っている憧れの人がいます。その人は、皆から"神様"と呼ばれていて「放送機器の知識に関して、彼の右に出る人はいない」と、誰もが認める存在です。

私たちが担当する仕事の中には、これまでの機器を全て入れ替え、いちから機器を"組み上げる"案件もあります。それだけ大掛かりな案件になると、機器についてはもちろん、どんな仕組みでその機器が動いているのか、いわゆる制御の知識まで知り尽くしていなければいけません。

そうした大規模な組み上げ案件を何件も成功させ、誰からも尊敬を集めるその人のように、私もどんな難しい仕事でも期待以上の働きができる一流のエンジニアになりたいと思っています。